2010年03月12日

トランス脂肪酸の自主的表示

テーマ 「 トランス脂肪酸の自主的表示 」

消費者庁は9日、大量に摂取すると生活習慣病など健康被害が指摘されるトランス脂肪酸について、商品包装などに含有量を自主的に表示するよう求める通知を食品メーカーに出すと発表しました。具体的な方法などは今夏をめどにガイドラインを定める予定です。

発表までの経緯と今後 )

1.福島消費者担当相は表示義務の意向を示していたが、法改正を伴うことや中小企業への影響が大きいことから、義務化は当面見送り、継続して検討する。
2.トランス脂肪酸だけではなく、飽和脂肪酸やコレステロールについても表示を求める。
3.ガイドラインでは、含有量の分析方法や許容される誤差などのルールを制定する。
4.表示しないことへの罰則はないが、「表示がプラスになるなら取り組む企業は多いと見込まれ、効果はある」(同庁食品表示課)という。

自主的表示例 )
外食産業に対する食材の原産国表示などがある。

( 農業新聞3月10日 より編集 )

感想 )

マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸については、健康や食品の安全安心に関心の高い人たちにとっては、既にタブーの食品になっています。その実態は不詳ですが、下記に参考として示すように、農水省でも注意することが望ましい食品であるとしています。
トランス脂肪酸についての知識を整理するためにも、農水省のHPから編集いたしました。

トランス脂肪酸について(農水省のHPより編集)

1.脂肪酸とは

脂肪酸には、鎖の長さや炭素の二重結合の数と位置によってたくさんの種類があり、炭素の二重結合がない飽和脂肪酸と炭素の二重結合がある不飽和脂肪酸の2種類があります。
グリセリンは脂肪酸のカルボキシル基と結合することができる手を3本持っていて、グリセリンに脂肪酸が3個つながったものは「トリアシルグリセロール(またはトリグリセリド)」と呼ばれています。私たちが普段食べている油脂の成分の多くはこのトリアシルグリセロールです。エネルギー源として使われる脂肪酸は、私たちの体内でトリアシルグリセロールとして蓄えられています。健康診断の項目にある血液中の「中性脂肪」とは、このトリアシルグリセロールを測定したものです。

2.トランス脂肪酸ってなんだろう?

不飽和脂肪酸には、炭素の二重結合のまわりの構造の違いにより、シス型とトランス型の2種類があります。
シス(cis)とは、“同じ側の、こちら側に”という意味で、脂肪酸の場合には水素原子(H)が炭素(C)の二重結合をはさんで同じ側についていること表しています。トランス(trans)とは、“横切って、かなたに”という意味で、脂肪酸の場合では水素原子が炭素の二重結合をはさんでそれぞれ反対側についていることを表しています。

天然の不飽和脂肪酸のほとんどは、炭素の二重結合がすべてシス(cis)型です。これに対して、トランス(trans)型の二重結合が一つ以上ある不飽和脂肪酸をまとめて「トランス脂肪酸(trans-fatty acid)」と呼んでいます。

3.食品にはどうしてトランス脂肪酸が含まれているの?

トランス脂肪酸には、天然に食品中に含まれているものと、油脂を加工・精製する工程でできるものがあります。

天然にできるもの天然の不飽和脂肪酸はふつうシス型で存在します。しかし、牛や羊などの反芻(はんすう)動物では、胃の中の微生物の働きによって、トランス脂肪酸が作られます。そのため、牛肉や羊肉、牛乳や乳製品の中に天然に微量のトランス脂肪酸が含まれています。

油脂の加工・精製でできるもの常温で液体の植物油や魚油のから半固体又は固体の油脂を製造する加工技術の一つである「水素添加」によってトランス脂肪酸が生成する場合があります。

4.トランス脂肪酸が含まれる主な食品

水素添加によって製造されるマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングや、それらを原材料に使ったパン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子、揚げ物などにトランス脂肪酸が含まれています。

また、植物から油を絞る際には、精製する工程で好ましくない臭いを取り除くために高温で処理を行います。この際に、植物に含まれているシス型の不飽和脂肪酸からトランス脂肪酸ができるため、サラダ油などの精製した植物油にも微量のトランス脂肪酸が含まれています。

5.トランス脂肪酸にはどんな種類があるの?

不飽和脂肪酸には、鎖の長さや二重結合の数と位置によってとてもたくさんの種類があります。トランス脂肪酸も同じで、「トランス脂肪酸」という名の脂肪酸が一種類だけあるのではなく、トランス型の二重結合を持つたくさんの種類の不飽和脂肪酸をまとめてトランス脂肪酸と呼んでいます。

例 )
食品に含まれる主なシス型の不飽和脂肪酸と鎖の長さが同じで、かつ、炭素の二重結合の数と位置が同じトランス脂肪酸の数は次の表のようになります。
シス型不飽和脂肪酸の名称と構造式
対応するトランス脂肪酸の数
オレイン酸
リノール酸
α-リノレン酸
γ-リノレン酸
アラキドン酸
イコサペンタエン酸(EPA)
ドコサヘキサエン酸(DHA)

注 )リノール酸、α‐リノレン酸は、どの文献でも、食事から摂取しなければいけない必須脂肪酸とされています。

トランス脂肪酸と呼ばれるものは、主なものだけでも多くの種類があることがわかります。現時点では、食品に含まれているすべてのトランス脂肪酸の量を精確に測定できる方法は確立されていません。そのため、食品に含まれているトランス脂肪酸の表示をしなければいけない国では、測定が可能なトランス脂肪酸、または主要なトランス脂肪酸の合計量を表示すればいいことにしています。

6.トランス脂肪酸が体に悪いって本当?

脂質は三大栄養素の一つであり、食品からとる量が少なすぎると健康リスクを高めることがあります。一方で、脂質は炭水化物(でんぷんや糖類)、たんぱく質に比べて、同じ量当たりのエネルギーが大きいため、とりすぎた場合は肥満などによる生活習慣病のリスクを高めることも知られています。そのため、飽和脂肪酸やある種の不飽和脂肪酸には、食品からとる際の目安量や目標量が定められています。

トランス脂肪酸については、食品からとる必要がないと考えられており、むしろ、とりすぎた場合の健康への悪影響が注目されています。

具体的には、
トランス脂肪酸をとる量が多いと、血液中のLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)が増えて、一方、HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)が減ることが報告されています。
日常的にトランス脂肪酸を多くとりすぎている場合には、少ない場合と比較して心臓病のリスクを高めることが示されています。
トランス脂肪酸による健康への悪影響を示す研究の多くは、トランス脂肪酸をとる量が多い欧米人を対象としたものであり、日本人の場合にも同じ影響があるのかどうかは明らかではありません。

油脂の加工でできるトランス脂肪酸と天然にあるトランス脂肪酸では、健康に及ぼす影響に違いがあるのかどうか、また、たくさんの種類があるトランス脂肪酸の中でどのトランス脂肪酸が健康に悪影響を及ぼすのかについては、十分な証拠がありません。

7.トランス脂肪酸の目安量はどのくらい?

国際機関が生活習慣病の予防のために開催した専門家会合(食事、栄養及び慢性疾患予防に関するWHO/FAO合同専門家会合)は、食品からとる総脂肪、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸等の目標値を2003年に公表しました。

その中で、トランス脂肪酸の摂取量を、総エネルギー摂取量の1%未満とするよう勧告をしています。日本人の場合は、一人一日当たり約2グラム未満が目標量に相当します。
脂質や食塩のとりすぎにも気をつけて!

8.摂取量と健康被害

トランス脂肪酸を日常生活でとりすぎた場合には生活習慣病になる可能性が高くなりますが、食品に含まれている栄養素には、同じようにとりすぎによって健康に悪影響を及ぼすものがあります。



マイ・ソリューションのご案内 )

健康な体の基本は水素豊富水 
新元祖活性水素くん

強い体と活性酸素に負けない
オススメ健康対策

外出後やお肌のナイトケアにもサイコーです
新元祖活性水素くん
posted by wis at 10:36| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/36253520
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

五十肩 予防法、運動療法
Excerpt: 五十肩 予防法、運動療法についての情報です。
Weblog: 五十肩 予防法、運動療法
Tracked: 2010-03-14 21:32

薬品庫 保管庫
Excerpt: 薬品庫・保管庫の紹介販売。
Weblog: 薬品庫 保管庫
Tracked: 2010-03-25 23:36